総裁の存在

日曜日, 22. 9月 2013

日本銀行の話題が上がると必ず「総裁」という言葉が出てきます。「日銀総裁である○○さんの発言では・・・」というようにその人の発言に注目が集まったり、「首相と総裁の対談が行われました」とその行動一つ一つに多くのメディアが関心を寄せています。総裁は日本銀行の最高責任者の呼称です。一般企業でいう「社長」であり、民間銀行では「頭取」信用金庫では「理事長」と呼ばれる地位のことです。

総裁を決める際には国会の同意を得て内閣が任命し5年間の任期を務めますが、いったん就任すると任期途中は原則として政府や国会の意向では解任できません。総裁の他に、副総裁・審議委員・監事・理事・参与といった役割が置かれています。このうち総裁・副総裁・審議委員で「政策委員会」が構成され金融政策や経済情勢の基本判断について審議する「金融政策決定会合」と「通常会合」を行います。

この会合を議長として取り仕切るのが総裁の役目であり、採決の最終決定を行うのも総裁です。金融政策の決定内容により日本の景気や世界情勢に大きな変化が出る可能性が高いので国内だけでなく各国政府や海外金融機関から大きな注目が集まりまるため、総裁の行動や発言に関心が高まるのです。2009年に発表された「世界で最も影響力のある人物ランキング」には日本人最高位である26位に日本銀行総裁の名前が載っていたほどです。

金融政策はやり方によって日本を好景気に導く可能性がありますが、その反対に円の信用を失墜させるリスクもあります。そんな日本の行方を左右する決断力を持っている総裁、これからは他人事と思えませんね。